The all-new Reality 2.0

 
Reality 2.0は、没入型(イマーシブ)3D音声コンテンツ制作を前提に、妥協なく開発された製品です。古いハードウェアのユーザー・インターフェイスを写し取るのではなく、現実の空間を考慮のうえ、ユーザーがどのように使用していくかに基づいて設計されています。以前は入念なマニュアル作業でしか成し得なかった、一連の複雑な作業を、自動的かつ細部に至るまで音声処理を行います。
 
注)本製品はソフトウェアです。下記画像のディスプレイは含まれていません。

 
 

 

DSpatial 社の Reality シリーズとは?  

 
AAXプラグインによる「モデリングIRリバーブ + 物理モデリング環境 + 2D・3Dパンナー」の一体化。それはイマーシブ・オーディオ制作のための、理想的なシステムです。DSpatial社の Reality(リアリティ)シリーズは、出力数などの異なる仕様によって、4種類の製品が揃います。

22.2ch、7.1.2ch〜、Auro-3D®対応

 
RealityによってPro Tools HD/Ultimateが、様々なコンテンツのサウンド・デザインやミキシングに適した2D&3DのDAWとして機能します。プラグインの組み合わせでありながら、かつてない機能により、リバーブ、パンニング、ミキシングを再定義します。これらをソフトウェアとして一体化させるだけでなく、独自のインターフェイスによる容易な操作を実現しました。

モデリングによるIRリバーブと、物理モデリングによる環境のエミュレーションにより、現実世界と同様のダイナミクスで音声空間を作り出します。例えば距離感を音響的に再現することは、単なる音量調整よりも遥かに複雑です。EQの要素や音程も作用します。周辺に存在する個体や構造物からの反響も含まれます。DSpatial Realityは各要素を予め計算のうえレンダリングを行い、音声を出力します。その全てがリアルタイムで処理されるのです。

 

 

ワン・ミックス、オール・フォーマット

 
DSpatial Realityは、出力フォーマットに縛られません。再生機器や、映画、テレビ、音楽、VRなどのメディアを問わず、1つのミックスで全ての配信フォーマットに対応します。従来のダウンミックス作業は不要です。
 
スピーカーの設置仕様が異なるスタジオ間でも、完全な互換性によるセッションのやり取りが可能となりました。ヘッドフォンのみの作業場でも同様です。音声空間とイマーシブ・サウンドに関する、あらゆるミキシング情報が失われません。
 
Dspatial Reality 2.0によって、クリエイター、プロデューサー、サウンド・ミキサーが必要とする全てが、同じワークフローに統合されます。出力フォーマット争いは終了とも言えるでしょう。

 

Simple

 
以前のバージョンとは異なり、入力プラグインを各チャンネルにインサートするだけで、シンプルに作業を始められます。新しいプラグインには音源調整のパラメータの多くが搭載され、Pro Toolsによる従来のワークフローの範囲内で、境目のない作業が可能となりました。近接度、慣性、ドップラー効果、リバーブ・センドなどのパラメータが、各入力チャンネルにおいて有効なうえ、空間内の位置情報を示す画面上で調整可能です。全てがオートメーション制御可能な、3Dマルチ・オーディオの生成システムと言えます。
 
他の機能、例えば全ての音源の同時表示、あるいは音源のグループ作成などは任意で有効です。メインとなる2つの画面上で設定可能です。
 
2つのメイン画面を、2台のディスプレイで縦に表示する方式は、サウンド・エンジニアにとって強力なツールとなるでしょう。

Inspiring

 
「イマーシブ・ツール」と新しい「Ambients」機能により、コンテンツ制作者やエンジニアは、現実感の極めて高いサウンド・スケープを簡単に作り出すことが出来ます。
 
2Dまたは3Dで軌道がプログラムされた音源を、複数で自動的に動作させることが可能です。幾何学的図形による軌道設定のリストと、アンビエンス音声のライブラリが、豊富に用意されています。どのように活かすかは、想像力次第です。

And Powerful

 
容易な音源操作と空間生成により、音声エンジニアがクリエイティブな作業に集中出来るようになります。他に類を見ない独自で強力なツールであり、直感的に音声を作り出したり、処理することが可能です。

 

 

Reality の機能と革新性

 

屋内と野外の空間シミュレーション

 
現実感の高い空間はもちろん、その反対にリアルでない空間も、シンプルな方法で作り出せます。屋内と野外共に、簡単にシミュレート可能です。200以上もの空間によるライブラリを備え、レコーディング・スタジオ、スタジアム、教会、トンネル、屋内競技場、街路、テニスコートなど、様々な空気感を再現します。
 
   
映画『The Duelist』より/ Screenshot by courtesy of Film Direction

近接度と距離感の表現

 

リスニング・ポイントからの音声の近接度や距離感を作り出します。
音源の位置は、単にパンニングでシミュレートされるのではなく、
出力設定されているスピーカーが全て活用され、音場内の複雑な反響を再現します。
 
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音源の移動や回転

 

より簡単かつリアルに、複数の音源をグループ単位で配置、移動、回転、収縮、
そして拡散させることが出来ます。リスニング空間の壁越しであっても可能です。

 

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最大10ポイントのマルチタッチ操作

 

プロフェッショナル・グレードのタッチパネル・ディスプレイに対応。音源のパンニング操作が可能です。

音声屈折のシミュレーション

 

壁やドアなどによって生成される音声の反響、屈折、回析、散乱が、細部まで精巧にシミュレートされます。
これもまた、独自の物理モデリング技術によるものです。
 

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ドップラー効果

 
現実感の高い、あらゆるイマーシブ・オーディオにおける悩みの1つは、急激な音の変動です。
絶えず変調が生じることにより、一連の不快な位相の問題や、ノイズ等を誘発する傾向もあります。
そこでDSpatial社は、音源を単純に動かすだけで、慣性やドップラー効果のような特性が
自動的に生成されるという、 最適 なソリューションを作り出しました。
 

最大96のコンボリューションが、リアルタイムで動作

 

独自の物理モデリング・エンジンは、最大48ch x 2となるリアルタイム動作によるコンボリューションを備え、市場に存在する最もパワフルなコンボリューション・リバーブとも言えます。
 
DSpatialのリバーブを実際に耳にすると、きわめて自然なサウンドであることが、すぐに認識出来るでしょう。非常に大きなダイナミック・レンジや、様々なパラメータの広い調整幅は、次世代レベルのアルゴリズムによって実現されています。

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48chのIR(インパルス・レスポンス)モデリング

 
世界初となるIRモデリング機能は、サウンドデザイン、ダイアログ、フォーリー用途だけでなく、あらゆるイマーシブ音声の制作においても有用でしょう。しかも操作は簡単です。DSpatialによるコンボリューション・リバーブは、かつてないインパルス・レスポンスのモデリング機能を備えます。同社独自の技術により、極めてリアルで没入感の高い、最大48chのIRが実現しました。
 
マイクロフォンで収録されたインパルス・レスポンスにおいて、質の低いものは、過去の遺物となるでしょう。
 

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2基のリバーブが、同時に稼働

 

2つのレイヤーにて各々のリバーブが同時に動作し、映像コンテンツのシーン変更に対応します。一度に48のコンボリューションが2基、起動することになります。リバーブのパラメータ変更は、Pro Toolsのオートメーション機能でプログラム及びエディット可能です。

 

 
 

 

ダウンミックスの必要なし

 
フォーマット争いは終わっているかもしれません。Realityによるミックスは、イマーシブまたは一般的な出力フォーマットに対して、互換性があります。シネマティックVRと呼ばれるコンテンツや、360度映像の為の音声も対象です。
完成したミックスはダウン・コンバートの必要もなく、多くの出力フォーマットで再生可能。5.1ch、ステレオ2ch、あるいはバイノーラルで作業を始めても、そのセッションは空間情報を維持したうえで、例えば7.1.2chのスタジオでプレイバック可能です。位置情報と関連データの全ては、Pro Toolsのオートメーション情報として記録されるので、別のサウンド・エンジニアによる作業をインポート機能で取り込むことも出来ます。

現実感の高いバイノーラル音声

 
没入感の高いサウンド・デザイン、バイノーラル・オーディオ、VR音声制作を、境目のない1つのワークフローに統合します。出来上がったプロジェクトを、シネマティックVRなどのサウンド・プロダクションへ、簡単に移行していくことが可能です。
 

 

 

360度正距円筒図法による画面とエディット

 
正距円筒図法の画面上で音源を配置しながら、同時に空間を見下ろす画面にて、その音源の距離感をプログラムすることも出来ます。

 

1〜2次 Ambisonics出力

 
360度動画、VRコンテンツ制作向けとして、FuMaとAmbiXフォーマットによる出力に対応しています。
 
 

 

Pro Toolsとのインテグレーション

 

DSpatial社は、Avidパートナー/ディベロッパーです。
AAXフォーマットによる同社ソフトウェアは、 Pro Tools HD/Ultimateとダイレクトに統合します。S6システムとも同様です。
ユーザー自身による、従来通りのワークフローでミキシングが可能です。

 

動作環境

 
Mac Pro(late 2013〜)、最小CPUで6コア 3GHz、32GBメモリ、
デュアルAMD FirePro D500 グラフィックス・プロセッサ(各々3GBのGDDR5 VRAM)
Mac OS X 10.8.5、10.9.5、10.10.5、10.11〜15
AVID Pro Tools HD 11、12、Ultimate 
iLok 2/3(別売)によるライセンス管理