Anymix Pro

サラウンド・ミキシング・プラグイン
 
簡単な操作で精細なサラウンド音声のミックスを実現するプラグイン・ソフトウェアです。かつて無いほど自由なパンニングや、高品質なアップミックスのために、多くの機能を備えています。
 
ポストプロダクション、音楽、ビデオゲームなど、多種多様な制作に合わせて、Anymix Pro は幅広いアップ / ダウンミックスの設定が可能です。オーディオ素材を特定の出力構成に変換するだけでなく、様々なパラメータの制御によって、モノあるいはステレオのミックス・ファイルを、臨場感の高いサラウンド仕様へと作り換えます。
 
単なるチャンネル・コンバータではありません。
 
例えば自動車や飛行機が、前方から自分の方へ近付いて来て、後方に過ぎて行く様子も、柔軟なサラウンド・パン操作で容易に表現可能です。あるいは 5.1ch のオーディオ素材全体を 360° 以上回転させることも簡単です。ステレオの音楽素材を、サラウンド空間に馴染ませて使用したい場合も、大変役立ちます。
 
その他、各チャンネルごとのオートメーション、シンプルなアップミックス処理など、いずれの操作においても Anymix Pro は理想的なツールとして働きます。
 
動作環境(AAXフォーマット)
 
Mac OS X 10.6.7〜10.15、Pro Tools 10.3.6 以降(32/64bit)
※ 2024年1月現在、macOS 11 BigSur以降には未対応です。
 
Windows 7 Home/Pro/Ultimate SP1(32/64bit)、Windows 8 Pro 64bit、Pro Tools 10.3.5 以降
 
ライセンスのアクティベートと管理には、iLok 2/3 USBキー(別売)とインターネット接続環境が必要です。
 
 
動作環境(VST/ RTASフォーマット)
 
Mac OS X 10.6.7〜10.15、VSTホスト・アプリケーション 32/64bit、Pro Tools 9 以降
※ 2024年1月現在、macOS 11 BigSur以降には未対応です。
 
Windows 7 Home/Pro/Ultimate SP1(32/64bit)、Windows 8 Pro 64bit、VST ホスト・アプリケーション(32/64bit)、Avid Pro Tools 9以降
 
ライセンスのアクティベートと管理には、iLok 2/3 USBキー(別売)とインターネット接続環境が必要です。
 
 
【ご注意】Anymix Proは、Steinberg社 NUENDO 6以降に標準装備されているプラグインです(Steinberg および NUENDOは、Steinberg Media Technology GmbH の登録商標です)。
 
主な機能
 
モノ〜8.1ch のオーディオからリアルなサラウンド音場を生成 : 多くのチャンネル・フォーマットから、7.1ch(AAX)あるいは 8.1ch(VST)までのサラウンド・ミックスが可能です。ダウンミックスにも対応しています。アップミックス機能や、かつて無いほど自由なパンニング機能によって、臨場感の高いサラウンド音声のコンテンツ制作を実現します。
 
■ 入力チャンネルの動作と設定 : 複数の入力チャンネルそれぞれにおいて、様々な調整が容易です。サラウンド音場における位置、ディレイ、音量、LFE量、広がりなど、プロダクションに合わせて自身のセットアップを作成できます。
 
■ “distance dependent” 機能による音量/フィルター調整 : リスニング位置からの距離に従って、各音声チャンネルの入力値やEQ設定が自動的に調整される機能を備えており、臨場感の高いミックスを効率良く作成出来ます。ホスト・アプリケーション内のパラメータをオートメーション制御することなく、音源へのリアルな距離感を作り出します。
 
■ 柔軟で簡単操作のアップミックス : Anymix Pro に備わるアップミックス機能は、入力と出力間の異なるフォーマットを変換するために働きます。このモードを有効にして、Movie/Music/Event の3カテゴリーに分かれたプリセットのうち適切な1つを選ぶだけで、求められる空間表現が容易に実現します。
 
■ アンビエンス成分と直接音(ダイレクト・サウンド) : アップミックス・モードでは、入力音声が分析されて、アンビエント成分と直接音を別々に調整できます。センター信号、ステレオ・ベース、ゲイン値など、様々なパラメータについて、思うままの設定が可能です。